<歌詞和訳>Johnny B. Goode – Chuck Berry 曲の解説と意味も
Chuck Berry – Johnny B. Goode
チャック・ベリー – ジョニー・ビー・グッド
ロックの創始者の一人と呼ばれるアメリカのミュージシャン チャック・ベリーが1958年にリリースしたシングル曲です。
多くのアーティストにカバーされ、ローリングストーン誌「史上最も偉大な500曲」の第7位にランクインするなど、ロックンロールのクラシックと言える曲です。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公のマーティがこの曲を演奏するシーンも印象的です。
歌詞の意味と解釈
歌詞は、「ジョニー・B・グッド」という名前のギターが上手な少年の話です。
チャック自身がモデルと思われますが、細かな部分は脚色されています(歌詞とは違い、チャックはミズーリ州セントルイスの都会育ち、美容学校を卒業しています)。
また、ジョニーという名前は当時チャックのバンドのピアノ奏者だったジョニー・ジョンソンに由来しているそうです。
ジョニー・ジョンソンもピアノ奏者として名を馳せ、1991年には「Johnnie B. Bad」というソロ作品もリリースしています(このアルバムにはエリック・クラプトンやキース・リチャーズも参加)
一方、グッドという名前はベリーが育ったセントルイスの通りの名前(2520 Goode Avenue)に由来しているそうです。
歌詞と和訳
Written by Chuck Berry
Deep down in Louisiana close to New Orleans
Way back up in the woods among the evergreens
There stood a log cabin made of earth and wood
Where lived a country boy named Johnny B. Goode
Who never ever learned to read or write so well
But he could play a guitar just like a ringing a bell
ルイジアナ州の奥深くニュー・オリンズの近郊
緑生い茂る森の中に
土と木でできたログハウスが建っていた
そこに住んでいたのは田舎育ちのジョニー・B・グッド
ヤツは読み書きすら満足に習わなかったが
まるでベルを鳴らすみたいにギターが弾けたのさ
・deep down 内心では、心の底では
・New rleans ルイジアナ。アメリカ南部ルイジアナ州の最大の都市。
・among ~の間で、~に囲まれた、中にいる
・evergreen 常緑樹、常緑の、いつまでも若々しい
・log cabin 丸太小屋、ログハウス
・country boy カントリー・ボーイ(アメリカ南部・中西部の男性)、田舎の少年
Go, go
Go Johnny go, go
Go Johnny go, go
Go Johnny go, go
Go Johnny go, go
Johnny B. Goode
ゴー、ゴー
ゴー、ジョニー、ゴー、ゴー
ジョニー・B・グッド
He used to carry his guitar in a gunny sack
Go sit beneath the tree by the railroad track
Oh, the engineers would see him sitting in the shade
Strumming with the rhythm that the drivers made
People passing by they would stop and say
Oh my, but that little country boy could play
ヤツはギターを大きな麻袋に入れて運んでた
線路のそばの木の下に腰を下ろすと
機関士には、ヤツが木陰で休んでるだけに見えただろう
ヤツが機関車のリズムに合わせてギターをかき鳴らせば
通りがかる人々は、立ち止まってこう言うのさ
「なんとまあ、あの田舎者の小僧、なかなかの腕前じゃないか」
・gunny sack 麻袋、ズック袋
CleverDelights 18 x 24 Burlap Bags with Natural Jute Drawstring – 6 Pack – Large Burlap Pouch Gunny Sack Bag
・railroad track 線路、鉄道
・engineer エンジニア、技師、機関士、設計する、たくらむ
・strum (弦を)弾く、つま弾く
Go, go
Go Johnny go, go
Go Johnny go, go
Go Johnny go, go
Go Johnny go, go
Johnny B. Goode
ゴー、ゴー
ゴー、ジョニー、ゴー、ゴー
ジョニー・B・グッド
His mother told him “Someday you will be a man
And you will be the leader of a big old band
Many people coming from miles around
To hear you play your music when the sun go down
Maybe someday your name will be in lights
Saying 'Johnny B. Goode Tonight'"
ヤツの母さんはこう言った「いつかあんたが一人前になったら
立派なバンドのリーダーにおなり。
日が沈む頃、遠くから大勢の人が
あんたの演奏を聴きにやって来るのさ。
そしていつの日か、あんたの名前がライトに照らされるのさ
『今夜のショーはジョニー・B・グッド』ってね」
・big old アメリカ南部の表現で"すごく大きい" (ここではoldに"古い"という意味はありません)
Go, go
Go Johnny go
Go go go, Johnny go
Oh go go, Johnny go
Oh go go, Johnny go
Go, Johnny B. Goode
ゴー、ゴー
ゴー、ジョニー、ゴー、ゴー
ジョニー・B・グッド
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Best Of Chuck Berry(1984年)
黎明期のロックを代表するギターリフが満載のベスト盤です。