<和訳>Last Flowers To The Hospital – Radiohead
Radioheadの7作目のアルバム「In Rainbows」(2007年) の限定ボックスセットに付属されたボーナスディスクの5曲目に収録されている曲です。
日本では2010年5月に2枚組の限定盤がリリースされました。
Radiohead – Last Flowers To The Hospital
レディオヘッド – ラスト・フラワーズ・トゥー・ザ・ホスピタル
Appliances have gone berserk
設備が狂ってしまった
I cannot keep up
もう抑えられない
Treading on people’s toes
人々の爪先を踏みつける
Snot-nosed little punk
鼻たれのパンク小僧
And I can’t face the evening straight
この終わりに向き合うなんて無理さ
You can offer me escape
君なら僕を救える
Houses move and houses speak
親族は慌ただしく、話をしている
If you take me there you’ll get relief
僕を連れていけば 君は安堵できる
Relief, relief, relief, relief…
安堵できる、安堵できる
And if I’m gonna talk
僕が話す気になって
I just wanna talk
話そうとしたら
Please don’t interrupt
邪魔しないで
Just sit back and listen
ただ座って耳を傾けてくれ
'Cause I can’t face the evening straight
この末路に向き合うのは無理さ
You can offer me escape
君なら僕を救える
Houses move and houses speak
親族は慌ただしく、話をしている
If you take me there you’ll get relief
僕を連れていけば 君は安堵できる
Relief, relief, relief, relief…
安堵できる、安堵できる、
It’s too much
多すぎて
Too bright
眩しすぎて
Too powerful
強すぎる
(×4)
Written by Colin Charles Greenwood / Edward John O’brien / Jonathan Richard Guy Greenwood / Philip James Selway / Thomas Edward Yorke
Last Flower To The Hospital Lyrics © Warner/Chappell Music, Inc
雑記
タイトルを和訳すると「病室へ捧ぐ最後の花束」という感じでしょうか。人の死に際と、それを看取る人々の様子を思い浮かべて訳させていただきました。「evening」には夕方・夜の他に、晩年や末路といった意味があります。「houses」には住民という意味がありますが、ここではさらに意訳して親族とさせていただきました。
トム曰く「孤児院をイメージして書いた」と言っているそうなので、上記の私の解釈が正しいとは、言い切れません。
この曲はアルバム「In Rainbows」リリースの際、アナログ等がセットになった限定ボックスセットに付属していたCD(8曲入り)に収録されていた曲です。その為正式なリリースはありませんでした。
日本では、映画『告白』の劇中に使われ、それが反響を呼んだのか、限定2枚組CDとして正式リリースされました。
ちなみに「告白」は教師が教え子に復讐する話で、暗さの中に業と恐怖と不条理を感じます。
トム・ヨークの評伝。「On A Friday」や「Headless Chicken」からソロ作品まで
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