スポンサーリンク

<歌詞和訳>And Your Bird Can Sing – The Beatles 曲の解説と意味も

2022-03-26[Revolver],Beatles 歌詞和訳

The Beatles – And Your Bird Can Sing
ザ・ビートルズ – アンド・ユア・バード・キャン・シング

 

ザ・ビートルズの7thアルバム「Revolver」(1966年) に収録されている曲です。

レノン・マッカートニー名義の曲ですが、ジョン・レノンが主に作った曲と言われています。

冒頭から鳴り響く印象的なツインギターは、ジョージとポールによるものです。

ジョンはこの曲を気に入っていないようですが、評論家やファンからは根強い支持を集めています。

 

歌詞の意味と解釈

タイトルを直訳すると「君の鳥は歌うことができる」となりますが、"君"とは誰なのか、"鳥"とは何を表すのかは、歌詞を読んでも謎のままです。

作者のジョンもそのことについて説明しなかった為、歌詞の意味については以下のような憶測が生まれました。

・「シンシアとの結婚生活に対する不満を書いたもの」(シンシアがジョンにプレゼントした「ねじまき式の鳥のおもちゃ」に触発されたとか)

・(ローリング・ストーンズの)「ミック・ジャガーの当時の恋人マリアンヌ・フェイスフルを"Bird"になぞらえて皮肉った」という説。

・「フランク・シナトラを揶揄したもの」という説(フランク・シナトラがよく口にしていたという"How’s your bird?"というフレーズから。また、彼のプレスリリースに「モップヘアの子供歌手にウンザリしている人に向けて」というビートルズを非難するような言葉が使われた事があるらしいです)

・歌詞の一部は「ポールが大麻使用中に口にした言葉」とも言われています(You say you’ve seen seven wonders)。

その他にも様々な説(アンデルセンの童話「ナイチンゲール」に影響されている等)があります。

 

歌詞と和訳

Written by Lennon-McCartney & John Lennon

You tell me that you’ve got everything you want
And your bird can sing
But you don’t get me
You don’t get me

欲しいものは全部手に入れた、と君は言う
そして君の鳥は歌える、とも。
だけど君は僕を感動させない
僕を感動させない

 

You say you’ve seen seven wonders
And your bird is green
But you can’t see me
You can’t see me

七不思議を見てきた、と君は言う
そして君の鳥は緑色をしてる、とも。
でも君には僕が見えない
僕が見えない

 

When your prized possessions
Start to weigh you down
Look in my direction
I’ll be 'round, I’ll be 'round

君の大事な宝物が
君の重荷になってきたら
僕の方を向きなよ
僕はそばにいる、そばにいるのさ

 

prized possession 宝物(貴重な所有物)
weight down 重みで押し下げる、重荷になる
be around そばにいる

 

When your bird is broken
Will it bring you down?
You may be awoken
I’ll be 'round, I’ll be 'round

君の鳥がおかしくなったら
君は落ち込んじゃうかな?
それで目が覚めるかもね
僕はそばにいる、そばにいるのさ

 

You tell me that you’ve heard every sound there is
And your bird can swing
But you can’t hear me
You can’t hear me

あらゆる音を聴いてきた、と君は言う
そして君の鳥はスウィングする、とも。
でも君には僕の声が聴こえない
僕の声が聴こえない

 


BEATLES ビートルズ (デビュー60周年) – REVOLVER ALBUM COVER/Tシャツ/メンズ 【公式/オフィシャル】

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Revolver(1966年)

アート性を一段と高めた7作目のオリジナルアルバムです。