<歌詞和訳>Prove Yourself – Radiohead 曲の解説と意味も
Radiohead – Prove Yourself
レディオヘッド – プルーブ・ユアセルフ
イギリスのオルタナティヴ・ロックバンド レディオヘッドの1stアルバム「Pablo Honey」(1993年)に収録されている曲です。
もともとは、1992年にリリースされた4曲入りの音源「Drill」のリードトラックでした。
バンドにとって初のリリースとなったこの「Drill」は長らくレア音源となっていましたが、2020年に配信されるようになりました。
歌詞の意味と解釈
タイトル「プルーブ・ユアセルフ」を直訳すると"お前自身を証明しろ“となります。
歌詞では、「I’m better off dead」(=俺は死んだ方がマシ)と連呼されますが、これは死にたいというより「死んだ方がマシなくらいロクでもない自分自身への嫌悪」です。
そんなままじゃイヤだという想いから、自分自身に発した言葉が「自分を証明してみせろ」というフレーズだと解釈しました。
サウンドと同様、歌詞もかなり粗削りですが、思春期特有の焦燥感が爆発している感じは、デビュー作ならではだと思います。
(「自分を証明する」というのが「具体的に何をする事なのか?」はほとんど示されていないのですが、曖昧なままなのもこの曲の味だと思います)
歌詞と和訳
Written by Ed O’Brien, Colin Greenwood, Jonny Greenwood, Thom Yorke & Philip Selway
I can’t afford to breathe in this town
Nowhere to sit without a gun in my hand
Hooked back up to the cathode ray
この街じゃ、ろくに息もつけやしない
銃を手にしなきゃ、休む場所すらない
テレビの前から離れられないでいる
・afford 余裕がある、与える、~しても差し支えない
・hook 引っ掛ける、フックさせる、接続する、夢中にさせる
・back up 後退する、後援する、バックアップ、マヒさせる
・cathode ray 陰極線 ※ブラウン管(cathode ray tube)を指しているようです
I’m better off dead, I’m better off dead
I’m better off…
死んだ方がマシだ、死んだ方がマシだ
マシなんだ…
・better off dead 死んだ方がマシ
Prove yourself
Prove yourself
Prove yourself
「自分を証明してみせろ」
I wanna breathe, I wanna grow
I’d say I want it but I don’t know how
I work, I bleed, I beg and pray
息がしたい、成長したい
そうしたいんだろうけど、やり方がわからない
だから努めて、苦しんで、乞い願う
・I would say ~だと思う
But I’m better off dead, I’m better off dead
I’m better off…
でも、死んだ方がマシだ、死んだ方がマシだ
マシなんだ…
Prove yourself
Prove yourself
Prove yourself
「自分を証明してみせろ」
I’m better off dead, I’m better off dead
I’m better off…
死んだ方がマシだ、死んだ方がマシだ
マシなんだ…
Prove yourself(×4)
Why?
Prove yourself(×3)
「自分を証明してみせろ」
なぜだ?
「自分を証明してみせろ」
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Pablo Honey(1993年)
本人たちは気に入っていないという1stアルバム。根暗な青少年の主張が爆発している感じ、嫌いになれません(笑)