<歌詞和訳>Supersonic – Oasis 曲の解説と意味も
Oasis – Supersonic
オアシス – スーパーソニック
ギャラガー兄弟を中心としたイギリスのロックバンド オアシスのデビューシングルとして、1994年4月にリリースされた曲です。
1stアルバム「Definitely Maybe」(邦題:オアシス) に収録されています。
歌詞の意味と解釈
タイトル「スーパーソニック」とは “超音速" という意味ですが、これは興奮した精神状態を表しているようです。
「俺は俺でなきゃならない」(I need to be myself) という名フレーズから始まる、マンチェスターのワーキングクラスらしい「ドラッグ・セックス・ロックンロール」を地でいく歌詞になっています。
また、この曲はレコーディング中にノエルが短時間で作った曲だそうで、歌詞もなかなか意味不明なワードが多めですが、その辺は雰囲気で訳させていただきました。
歌詞と和訳
Written by Noel Gallagher
I need to be myself
I can’t be no-one else
I’m feeling supersonic, give me gin and tonic
You can have it all, but how much do you want it?
俺は俺でなきゃならない
他の誰かにはなれないんだから
スーパーソニック(超音速) で飛んでる気分だ、ジントニックをくれよ
お前は何でも手に入るんだ、問題はどれが欲しいか、って事だろ?
・have it all 何もかも手に入れる、望みを全てかなえる
You make me laugh
Give me your autograph
Can I ride with you in your BMW?
You can sail with me in my yellow submarine
お前には笑っちまうよ
サインして欲しいくらいだ
お前のBMWに乗せてくれないか?
俺のイエローサブマリンに乗せてやるから
・autograph サイン、自署
・yellow submarine イエロー・サブマリン
your BMWに対して、俺には(ビートルズの) イエロー・サブマリンがある、というノエルらしいフレーズです。
You need to find out
'Cause no-one’s gonna tell you what I’m on aboutYou need to find a way for what you want to say
But before tomorrow
自分で見つけろよ
俺が言う事は、誰も教えちゃくれないから
言いたい事を言えるようになれよ
明日になる前に
'Cause my friend said he’d take you home
He sits in a corner all alone
He lives under a waterfall
Nobody can see him
Nobody can ever hear him call
Nobody can ever hear him call
俺のダチが言ってた、お前を家に招待したいって(言いたい事も言えないお前は同類)
奴は一人端っこで暮らしてるようなヤツで
滝の下に住んでいる
奴の姿は誰にも見えないし
奴の呼び掛けは誰にも届かない
You need to be yourself
You can’t be no-one else
I know a girl called Elsa, she’s into Alka-Seltzer
She sniffs it through a cane on a supersonic train
お前はお前でなきゃならない
他の誰にもなれないんだ
エルサって娘を知ってたんだけど、そいつは鎮痛剤中毒で
クスリを吸い込んでは、超音速の列車に乗ってるような有様さ
・alka-seltzer アルカセルツァー。頭痛・消化不良などに用いられる発泡錠剤。
Alka-Seltzer 発泡ゴールド – 36錠、2のパック
・cane アシ・竹などの茎、ステッキ、ムチ
ここではドラッグを吸引するストロー的なものと思われます。
And she makes me laugh
I got her autograph
She done it with a doctor on a helicopter
She’s sniffing in a tissue selling the Big Issue
彼女には笑っちまうよ
その名前は忘れられないね
アイツはヘリコプターの中で医者とヤるような女だ
アイツはティッシュを吸いながら、ビッグ・イシューを売るような女だ
・sniff 嗅ぐ、鼻であしらう
・Big Issue ビッグ・イシュー。ホームレス救済のための冊子で、ホームレスだけが販売でき、ビッグ・イシューの販売手数料がホームレスの社会復帰のための収入となる。
When she finds out
No-one’s gonna tell her what I’m on aboutYou need to find a way for what you want to say
But before tomorrow
彼女はわかったんだ
俺の話は、誰も教えちゃくれない話だって
言いたい事を言えるようになれよ
明日になる前に
'Cause my friend said he’d take you home
He sits in a corner all alone
He lives under a waterfall
Nobody can see him
Nobody can ever hear him call
Nobody can ever hear him call
俺のダチが言ってた、そんなお前を家に招待したいって
奴は一人端っこで暮らしてるようなヤツで
滝の下に住んでいる
奴の姿は誰にも見えないし
奴の呼び掛けは誰にも届かない
OASIS オアシス (NOEL来日記念) – DEFINITELY MAYBE/マグカップ 【公式/オフィシャル】
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Definitely Maybe(邦題:オアシス 1994年)
メンバー自身が最高傑作だと言う、ストレートなロックが詰まったデビューアルバムです。
Stop The Clocks(2006年)
ノエルによる選曲で、(いい意味で) 偏りがあるベスト盤です。
Time Flies… 1994-2009(2010年)
オアシスのイギリスでの全シングルを網羅したベスト盤です。
オアシスの伝説がわかるドキュメント作品