<歌詞和訳>Change The World – Eric Clapton 曲の解説と意味も
Eric Clapton – Change The World
エリック・クラプトン – チェンジ・ザ・ワールド
トミー・シムズ、ゴードン・ケネディ、ウェイン・カークパトリックによるソングライターチームによって書かれた曲です。
1996年に、アメリカのカントリーシンガー ワイノナ・ジャッドが自身のアルバム「Revelations」に収録しました。
エリック・クラプトンはR&Bシンガー ベイビーフェイスのプロデュース(コーラスでも参加)でこの曲をレコーディングし、映画「Phenomenon」のサウンドトラックに収録しました。
エリック・クラプトンのバージョンはシングルとしてもリリースされ、アメリカだけでなくここ日本でもヒットしました。
歌詞の意味と解釈
「世界を変える」というタイトルですが、歌詞の内容は社会的なものではありません。
「もしも星に手が届いたら…、もしも世界が変えられたら…、君の為に~してあげるよ」という、恋人への愛情の深さをロマンチックに表現する例え話として「チェンジ・ザ・ワールド」という言葉が使われています。
若干ベタなラブソングという気もしますが、ストレートなこういう表現もいいかなと思います。
ただ、(エルトン・ジョンの作詞家として有名な)バーニー・トーピンはこの曲の歌詞をこき下ろしており、「いい歌詞じゃなくてもメロディやプロダクションが優れていれば売れる例。歌詞は酷いから聴いてはいけない」などと発言しています。
歌詞と和訳
Written by Wayne Kirkpatrick, Gordon Kennedy & Tommy Sims
If I could reach the stars
Pull one down for you
Shine it on my heart
So you could see the truth
That this love I have inside
Is everything it seems
But for now I find
It’s only in my dreams
もし星に手が届くなら
君に1つとってあげるよ
それで僕の心を照らせば
君は真実がわかるはずさ
それは、僕の中にあるこの愛が
すべてだって事なんだけど
今のところ
それは僕の夢に過ぎないんだ
・for now 今のところ
※That this loveの"that"が指すのはその前にあるthe truth、It’s only in my dreamsの"it"はそれまでの一連の流れ全て(If I could~ it seemsまで)という捉え方で、訳しています
And I can change the world
I will be the sunlight in your universe
You would think my love was really something good
Baby if I could change the world
僕は世界を変えられるんだ
僕は君の宇宙を照らす太陽になるよ
君はきっと、僕の愛が本当に素敵だって思うはずさ
ベイビー、もしも僕が世界を変えられたらね
・universe 宇宙、万物、世界
If I could be king
Even for a day
I’d take you as my queen
I’d have it no other way
And our love would rule
In this kingdom we have made
'Til then I’d be a fool
Wishing for the day
もし僕が王様になったら
それがたった1日でも
僕は君を王女様にするよ
それ以外考えられないさ
そして僕らの愛が
僕らの創ったこの王国を治めるんだ
その日が来るまで
僕はそんな事を思い描く愚か者でいるよ
・rule ルール、規則、支配する、命令する
And I can change the world
I would be the sunlight in your universe
You would think my love was really something good
Baby if I could change the world(×2)
僕は世界を変えられるんだ
僕は君の宇宙を照らす太陽になるよ
君はきっと、僕の愛が本当に素敵だって思うはずさ
ベイビー、もしも僕が世界を変えられたらね
I could change the world
I would be the sunlight in your universe
You would think my love was really something good
Baby if I could change the world(×3)
僕は世界を変えられるんだ
僕は君の宇宙を照らす太陽になるよ
君はきっと、僕の愛が本当に素敵だって思うはずさ
ベイビー、もしも僕が世界を変えられたらね
ワイノナ・ジャッドのバージョン
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Clapton Chronicles: The Best of Eric Clapton(1999年)
1999年にリリースされたエリック・クラプトンのベストアルバム。一部の曲はライブバージョンやアコースティックバージョンになっていますが、エリック・クラプトンのソロ時代の代表曲を手軽に聴けるアルバムです。
Complete Clapton (2007年)
クリームやブラインド・フェイス等のバンド時代の曲も収録された、クラプトンのキャリアを総括するベストアルバム。こちらに収録されている「Layla」はエレクトリック・バージョンです。
左が輸入盤、右が日本盤で、収録曲が若干異なります。