<歌詞和訳>Everybody’s Fool – Evanescence 曲の解説と意味も
Evanescence – Everybody’s Fool
エヴァネッセンス – エヴリバディズ・フール
女性ボーカリスト エイミー・リー率いるアメリカのニューメタルバンド エヴァネッセンスの、1stアルバム「Fallen」に収録されている曲です。
同アルバムの4枚目のシングルとして、2004年6月にリリースされました。
歌詞の意味と解釈
エイミーはこの曲について「作られたアイドルやポップ歌手についての歌」と説明しています(その例として、ブリトニー・スピアーズとクリスティーナ・アギレラの名前を挙げています)。
虚像でしかないアイドルに対する反感が、この曲を書くきっかけだったといいます。
タイトルの「エブリバディーズ・フール」とは、"みんなにとっての愚か者" という意味です。
皆を騙していた(you’ve got everybody fooled)彼女が、みんなの笑い者になる(you’re everybody’s fool)というオチです。
(フールは、名詞では「愚か者」「笑い者」、動詞では「バカにする」「騙す」という意味になります)
ちなみに、ミュージックビデオでエイミー扮するアイドル(モデル?)が宣伝している商品の名称はすべて「Lies」(嘘) となっています。
歌詞と和訳
Written by David Hodges, Ben Moody & Amy Lee
Perfect by nature
Icons of self-indulgence
Just what we all need
More lies about a world that
生まれながらに完璧
自分勝手を絵に描いたよう
私達に必要なのは
もっとたくさんの嘘、それは…
・by nature 生まれつき、生来
・icon アイコン、肖像
・self-indulgence 好き放題、自堕落
Never was and never will be
Have you no shame, don’t you see me?
You know you’ve got everybody fooled
今までもこれからも、存在しない世界について
恥ずかしくない? わからないの?
みんなを騙したつもりでしょうけど
Look here she comes now
Bow down and stare in wonder
Oh, how we love you
No flaws when you’re pretending
But now I know she
ほら、あの娘がやって来る
お辞儀して、驚いた様子で
あぁ、なんて可愛らしい
偽りのあなたに死角は無いわ
でもアイツは…
・bow down ひれ伏す、お辞儀をする
・stare in wonder 目を丸くする
・flaw 傷、欠点、弱点
Never was and never will be
You don’t know how you betrayed me
And somehow you’ve got everybody fooled
今までもこれからも、本性を現わさない
どんなふうに私を裏切ったか、あなたは気づきもしない
なんとか皆を騙してきたんでしょうけど
Without the mask, where will you hide?
Can’t find yourself
Lost in your lieI know the truth now
I know who you are
And I don’t love you anymore
仮面も着けずに、どこに隠れるの?
嘘に溺れて
自分を見失ったあなた
真実に気付いたの
あなたがどんな人かわかった
だからこれ以上、あなたを愛せない
It never was and never will be
You don’t know how you betrayed me
And somehow you’ve got everybody fooledIt never was and never will be
You’re not real and you can’t save me
And somehow now you’re everybody’s fool
今までも、これからも
どんなふうに私を裏切ったか、あなたは気づきもしない
なんとか皆を騙してきたんでしょうけど
今までも、これからも
あなたは偽物、私を繋ぎとめておけない
そしてもう、あなたは皆にとっての笑い者
収録アルバム
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Fallen(2003年)
グラミー賞を2部門獲得し、現在までに1,700万枚以上のセールスを記録している1stアルバム。サウンドに目新しさはないのですが、バランスが良く、歌や歌詞やメロディが秀逸です。