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<歌詞和訳>Goodbye Blue Sky – Pink Floyd 曲の解説と意味も

2020-05-03Pink Floyd 歌詞和訳[社会]【反戦/平和を願う】

Pink Floyd – Goodbye Blue Sky
ピンク・フロイド – グッバイ・ブルー・スカイ

 

イギリスのプログレッシヴ・ロックバンド ピンク・フロイドの11枚目のアルバム「The Wall」(1979年) に収録されている曲です。

同アルバムはロックスターとなる主人公ピンクの人生を描いたコンセプトアルバムとなっています。

 

歌詞の意味と解釈

コンセプトアルバムの中で、この曲は主人公ピンクの子供の頃の記憶として書かれているようです。

青空との別れ“は、トラウマを表現していると思われます。

物語を抜きに考えても、この歌詞には「戦争や暴力への嫌悪」が感じられます。

 

歌詞と和訳

Written by Roger Waters

Look Mummy
There’s an airplane up in the sky

「見てママ
お空にひこうきが飛んでるよ」

 

Ooh-ooh, ooh, ooh, ooh
Ooh-ooh, ooh, ooh, ooh
Ooh-ooh, ooh, ooh, ooh

 

Di-di-di-did you see the frightened ones?
Di-di-di-did you hear the falling bombs?
Di-di-di-did you ever wonder
Why we had to run for shelter
When the promise of a brave new world
Unfurled beneath the clear blue sky?

怯えた人々を、見たかい?
爆撃の音を聴いたかい?
なぜ僕たちは避難所に逃げなきゃいけないか
不思議に思わなかったかい?
澄み渡った青空の下には
素晴らしい新世界が約束されているのに

 

brave 勇敢な、立派な
unfurl 広げる、広がる、公開する

 

Ooh-ooh, ooh, ooh, ooh
Ooh-ooh, ooh, ooh, ooh

 

Di-di-di-did you see the frightened ones?
Di-di-di-did you hear the falling bombs?
The flames are all long gone, but the pain lingers on

怯えた人々を、見たかい?
爆撃の音を聴いたかい?
炎が消えて随分経ったけど、苦しみは残されたまま

 

linger on 手間取る、ぐずぐずしている、生き続ける

 

Goodbye blue sky
Goodbye blue sky
Goodbye
Goodbye

さよなら、青い空
さよなら、青い空
さよなら
さよなら

 

 

言葉の解説

・Brave New World

ブレイブ・ニュー・ワールド」は、イギリスの作家 オルダス・ハンスリーが1932年に発表したディストピア小説のタイトルでもあります(邦題は「すばらしい新世界」)。

この曲との関連は不明ですが、ロジャーウォーターズは自身がハンスリーやオーウェルなどの作家からインスピレーションを受けている事を語っています。

 


すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

The Wall(1979年)

全世界で3,000万枚以上を売り上げた2枚組のコンセプトアルバム。多くのミュージシャンのインスピレーションの元となっている事でも有名です。