<歌詞和訳>Kids – MGMT 曲の解説と意味も
MGMT – Kids
エムジーエムティー – キッズ
アメリカのサイケポップ・ユニット MGMTの1stアルバム「Oracular Spectacular」(”謎めいた特別ショー”の意味) に収録されている曲です。
同アルバムの3枚目のシングルとして、2008年10月にリリースされました。
MGMTを時代の寵児に祭り上げた、サイケデリックなダンスチューンです。この曲の突然のヒットは、リスナーから同様の「クラブ系の曲」を求められる呪縛も生んだそうです。
(しかし、2ndアルバムでは「サイケポップ」な自らの立ち位置を固持しました)。
ちなみに一風変わったバンド名は、もとのバンド名 The Management を略したものだそうです。
歌詞の意味と解釈
歌詞の内容は、一見「親目線から子供の成長を見届けている様子」に思えますが、人類を地球の"子供“と捉えると、「環境破壊を続ける人類への警告」にも解釈できます。
歌詞と和訳
Written by Ben Goldwasser & Andrew VanWyngarden
Five, four, three, two, one, ah
You were a child crawling on your knees toward it
Making mama so proud but your voice is too loudWe like to watch you laughing
You pick the insects off plants, no time to think of consequences
君が幼い頃
元気にハイハイしている君は
ママの自慢だった
でも君の泣き声はうるさ過ぎさ
虫をハッパから摘まみ上げて
笑っている君が好き、後の事なんて、考えちゃいない
Control yourself, take only what you need from it
A family of trees wanted to be haunted
(×2)
我慢しなくちゃ、必要な分だけ採りなよ
木々の家族だって、共存を望んでる
・a family of trees wanting to be haunted 直訳すると「憑りつかれたい木々の家族」となります。
上記の訳はかなり意訳させてもらっています。なお、a family of trees を「family tree」(家系図) と考えると、先祖への言及とも解釈できます。
The water is warm but it’s sending me shivers
A baby is born crying out for attentionThe memories fade like looking through a fogged mirror
Decision to decisions are made and not bought
But I thought this wouldn’t hurt a lot, I guess not
水は暖かいけど、寒気に襲われる
生まれたばかりの赤ん坊は、かまってもらう為に泣き出す
記憶がまるで、曇った鏡を覗くように、薄れていく
取り決めのし過ぎ、取り決めたって、何も買えやしない
でも、それほど害は無かっただろ、害はないはずさ
Control yourself, take only what you need from it
A family of trees wanted to be haunted
(×6)
我慢しなくちゃ、必要な分だけ採りなよ
木々の家族だって、共存を望んでる
MGMT エムジーエムティー Little Dark Age ロングスリーブ Tシャツ PURPLE (XL)
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Oracular Spectacular(2007年)
メディアから絶賛された1stアルバム。ヘロヘロなサウンドの中にセンスが光っています。
Time To Pretend EP(2005年)
デビュー前にリリースされていたEP。『Time To Pretend』や『Kids』のアルバムとは別バージョンが楽しめます。