<歌詞和訳>Elizabeth My Dear – The Stone Roses 曲の解説と意味も
The Stone Roses – Elizabeth My Dear
ストーン・ローゼズ – エリザベス・マイ・ディア
ロックにダンス(レイヴカルチャー)の要素を融合させたイギリスのロックバンド ザ・ストーン・ローゼズの1stアルバム「The Stone Roses」(1989年) に収録されている曲です。
イギリスの伝統的なバラッド「スカボロー・フェア」のメロディに独自の王室批判の歌詞をつけた、1分に満たない小曲となっています。
歌詞の意味と解釈
タイトル「エリザベス・マイ・ディア」を訳すと"親愛なるエリザベス(女王陛下)“となりますが、これは皮肉であり、歌詞の内容は女王および王室を批判するものとなっています。
エリザベスとは、当時のイギリスの女王エリザベス2世(1926年~2022年 在位は1952年~2022年)を指しています。
アルバムにこのような直接的ともいえる政治的な曲を入れた理由は不明ですが、アルバムジャケット等にも現れているストーン・ローゼズの反体制・反権威的な姿勢は明確になっています。
歌詞と和訳
Written by John Squire, Ian Brown & Traditional
Tear me apart and boil my bones
I’ll not rest 'til she’s lost her throne
My aim is true, my message is clear
It’s curtains for you, Elizabeth, my dear
俺を引き裂いて、骨まで煮込んでみろよ
それでも俺は死にはしない、あの女が女王でなくなるまでは
俺の意図は真実、俺の言葉は鮮明
お前はもう終わりだよ、エリザベス、愛しい人
・curtain カーテン、幕、仕切り、終わり
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
The Stone Roses(1989年)
サイケとダンスとロックが一体となった1stアルバム。イギリスのNME誌は「史上最高の英国アルバム」(2006年版) の1位にあげるなど、特にイギリスで評価が高い作品です。
ジャケットは1968年の「フランスの五月革命」(五月危機) からインスピレーションを得たもので、レモンはその時「警官隊が使う催涙ガスの効果を弱める」と信じられていたそうです。
2009年には20周年記念エディションがリリースされました(画像のリンク先はそちらです)。






