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<歌詞和訳>Money – Pink Floyd 曲の解説と意味も

2020-05-07Pink Floyd 歌詞和訳[社会] 風刺/抗議

Pink Floyd – Money
ピンク・フロイド – マネー

 

イギリスのプログレッシヴ・ロックバンド ピンク・フロイドの8枚目のアルバム「The Dark Side Of The Moon」(邦題:狂気 1973年) に収録されている曲です。

シングルリリースを好まないメンバーの意向に反し、アメリカではシングルとしてリリースされ、ヒットを記録しました。

当時としては非常に手の込んだ作りのレジスターや小銭の音が印象的です。

 

歌詞の意味と解釈

ユーモアを交えながら、「お金」を批判的している歌詞です。

世俗的な内容が、リアリティーを強めているように感じます。

 

歌詞と和訳

Written by Roger Waters

Money, get away
You get a good job with more pay and you’re okay

Money, it’s a gas
Grab that cash with both hands and make a stash
New car, caviar, four-star daydream
Think I’ll buy me a football team

金は、出ていくもの
より稼げる仕事が見つかれば、それでいいんだろ

金は、愉快なものさ
その現ナマをしっかり掴んで、しまっておきな
新車、キャビア、最高級の妄想が膨らむ
俺ならフットボールチームを買うかな

 

a gas とても愉快なもの
stash こっそりしまう、隠す、蓄える

 

Money, get back
I’m alright, Jack, keep your hands off of my stack

Money, it’s a hit
Ah, don’t give me that do-goody-good bullshit
I’m in the high-fidelity first class travelling set
And I think I need a Lear jet

金よ、戻って来い
俺は平気だ、おいジャック(警官)、俺の札束に手を出すな

金は、危険さ
善人ぶった戯言は止せよ
俺はハイファイなファーストクラスで旅をする
リアジェットが要るのさ

 

Jack ジャック、男、やつ、金、警官
stack 積み重ね、たくさん
hit 打撃、当たり、ドラッグをやる事、殺人
do-goody 独りよがりな
high-fidelity ハイファイ、高忠実度
Lear jet (=Learjet) リアジェット。リア社のビジネスジェット機。

 

Money, it’s a crime
Share it fairly, but don’t take a slice of my pie

Money, so they say
Is the root of all evil today
But if you ask for a rise, it’s no surprise
That they’re giving none away

Away, away, away
Away, away, away
Away, ooh…

金は、罪な奴だ
公平に分けるが、俺の取り分は渡さない

金、それは人の言う通り
今では諸悪の根源。
だけど、もっとよこせと言ったところで
ちっとも貰えやしない。驚く事じゃないさ

 

money is the root of all evil ことわざ「金銭欲は諸悪の根源」(The love of money is the root of all evil)

 


Pink Floyd The Dark Side Of The Moon Tシャツ

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

Dark Side Of The Moon(邦題:狂気 1973年)

全世界で5,000万枚以上のセールスを記録していると言われるピンク・フロイド最大のヒット作で、ロジャー・ウォーターズが主導して作り上げたコンセプトアルバムとなっています。
30周年記念のSACDマルチチャンネル盤や、2011年のデラックスエディション、ボックスセットもリリースされています。

 

Echoes:The Best Of Pink Floyd(邦題:エコーズ~啓示 2001年)

2枚組のベストアルバム。シド・バレット時代、ロジャー・ウォーターズ時代、デヴィッド・ギルモア時代、それぞれから万遍なく集められています。

 

The Best Of Pink Floyd: A Foot In The Door(邦題:百花繚乱 2011年)

名盤と呼ばれる「狂気」「」「ザ・ウォール」を中心にセレクトされた、16曲収録のベストアルバム。入門に最適です。
タイトルの"ドアに足を入れる"というのは「付き合いの取っ掛かりを掴む」という意味だそうです。