<歌詞和訳>Go Let It Out – Oasis 曲の解説と意味も
Oasis – Go Let It Out
オアシス – ゴー・レット・イット・アウト
イギリスのロックバンド オアシスの4thアルバム「Standing on the Shoulder of Giants」のリードシングルとして、2000年2月にリリースされた曲です。
中期以降のビートルズからの影響の濃いサイケデリックなサウンドが特徴の曲です。
(ちなみに、ビートルズの『Hey Jude』にもタイトルと同じフレーズがあります)
歌詞の意味と解釈
タイトル「ゴー・レット・イット・アウト」を訳すと “さぁ、外に出せ" となります。(Go を “行く" ではなく強調の意味として捉えました)。
サウンド同様に、歌詞もこれまでより抽象的です。
大まかな解釈としては、「自分を信じて、自分のやり方で進め」という感じだと思います。
歌詞と和訳
Written by Noel Gallagher
Paint no illusion, try to click with whatcha got
Taste every potion 'cause if yer like yerself a lot
Go let it out, go let it in, go let it out
幻想なんて抱くな、手にしたもので上手くやれ
毒でも薬でも飲み込んでみろ、自分がもっと好きになるから
さぁ、外に出せ、さぁ、内に込めろ、さぁ、外に出せ
さぁ、外に出せ、さぁ、内に込めろ、さぁ、外に出せ
・click with ピンとくる、うまくいく
・whatcha(= what you)
・potion ポーション、薬(毒)
・yer(= your)
Life is precocious in a most peculiar way
Sister psychosis don’t got a lot to say
She go let it out, she go get it in, she go let it out
She go let it out, she go get it in, she go let it out
人生はオカシなもので、すぐに変わっちまう
頭のイカれたシスターは、口数が少ない
彼女も、さぁ外に出せ、彼女も、さぁ内に込めろ、彼女も、さぁ外に出せ
彼女も、さぁ外に出せ、彼女も、さぁ内に込めろ、彼女も、さぁ外に出せ
・precocious 早熟、早咲きの
・peculiar 妙な、異常な、固有の
・psychosis 精神病、精神異常
Is it any wonder why princes and kings
Are clowns that caper in their sawdust rings
'Cause ordinary people that are like you and me
We’re the keepers of their destiny
不思議なことじゃないさ、王女様や王様は
おがくずの舞台を飛び回るピエロ。
お前や俺みたいな一般市民、
俺達こそが、運命を握っている
・clown 道化師、ピエロ、おどけ者、からかう
・caper 跳ね回る、悪ふざけ、盗み、
・sawdust おがくず
・ring 輪、指輪、演舞場
I’m goin’ leaving this city, I’m goin’ driving outta town
You’re comin’ with me the right time is always now
To go let it out, go let it in, go let it out
To go let it out, go let it in, go let it out
俺はこの街を後にする、街の外れへ車を走らせる
お前も俺と一緒に来いよ、いつだって “今" が最良の時だ
進め、外に出せ、進め、内に込めろ、進め、内に込めろ
進め、外に出せ、進め、内に込めろ、進め、内に込めろ
・outta(= out of)
Is it any wonder why princes and kings
Are clowns that caper in their sawdust rings
Ordinary people that are like you and me
We’re the builders of their destiny(×4)
不思議なことじゃないさ、王女様や王様は
おがくずの舞台を飛び回るピエロ。
お前や俺みたいな一般市民、
俺達こそが、運命を握っている
So go let it out, go let it in
Go let it out, don’t let it in
Go let it out, go let it in
Go let it out, don’t let it, don’t let it in
だからさぁ、外に出せ、さぁ、内に込めろ、さぁ、外に出せ
さぁ、外に出せ、さぁ、内に込めろ、さぁ、外に出せ
さぁ、外に出せ、さぁ、内に込めろ、さぁ、外に出せ
さぁ、外に出せ、そして内に籠るな
おがくずのリング?
この曲の歌詞で一番わかりずらいのが、「Is it any wonder why princes and kings
Are clowns that caper in their sawdust rings」(=王女や王がおがくずの演舞場で飛び回るピエロだって、不思議じゃないさ)というフレーズです。
これは、19世紀のアメリカの詩人 R.L.シャープ(R.L.Sharpe) の「Bag of Tools」という詩の一説を元にしているそうです。
詩の大意としては、「自分に与えられた道具を生かせ」「運命は自分で切り開け」というもののようです。
収録アルバム
アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。
Standing On The Shoulder Of Giants(2000年)
実験的な作風が特徴の4thアルバムです。制作中にオリジナルメンバーのボーンヘッド(G) とギグジー(B) が脱退しました。
Stop The Clocks(2006年)
ノエルによる選曲で、(いい意味で) 偏りがあるベスト盤です。
Time Flies… 1994-2009(2010年)
オアシスのイギリスでの全シングルを網羅したベスト盤です。
オアシスの伝説がわかるドキュメント作品