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<歌詞和訳>Candy Says – The Velvet Underground 曲の解説と意味も

Velvet Underground 歌詞和訳[生き方] 孤独/厭世,[表現] 詩的/文学的

The Velvet Underground – Candy Says
ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド – キャンディ・セッズ

 

ルー・リードが中心となり、オルタナティブロックの伝説的な存在となっているバンド ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの3rdアルバム「The Velvet Underground」(1969年) に収録されている曲です。

 

新加入のダグ・ユールがボーカルを担当しており、これはルー・リードが「この曲はダグのボーカルの方が合う」と考えたからだそうです(また、レコーディング時にルーの喉の調子が悪く歌えなかったから、という説もあります)。

しかし、ダグのボーカルはかなりルーを意識したような抑揚が少ない歌い方で、アルバム1曲目としてルーの歌を期待して聴いたとしても、あまり違和感は感じなかったと思います。

 

 

歌詞の意味と解釈

タイトルのキャンディとは、トランスジェンダー女性 キャンディ・ダーリングがモチーフだと言われてます。彼女は、アンディ・ウォーホルのスタジオ「ファクトリー」に出入りし、女優としてキャリアを積んでいました。

Candy Darling(英語版wikipediaより)
キャンディ・ダーリングは29歳の若さでリンパ腫により亡くなりました。

 

とはいえ、歌詞の内容は、キャンディが実際に話したものではなく、あくまでルーの創作物だと思われます(ルーとキャンディは付き合っていた、との説もありますが)。

また、歌詞はトランスジェンダーや性的マイノリティだけにフォーカスされたものではなく、ルーの言葉によれば「誰もが持っている普遍的なテーマ」となっています。

それは過剰な自意識、そこからくる自己嫌悪や、自己実現への渇望といったものだと思われます。

しかし、歌詞はそれだけでなく、青い鳥のフレーズなど、シンプルな中にドラマ性を感じます。

 

歌詞と和訳

Written by Lou Reed

Candy says “I’ve come to hate my body
And all that it requires in this world"
Candy says “I’d like to know completely
What others so discreetly talk about"

キャンディは言う、「自分の身体がもう嫌なの。
この身体が世の中で必要とするすべてが」
キャンディは言う、「私は全部知りたいの。
みんながひそかに話していることを」

 

require 必要とする、要求する、命じる
discreetly 慎重に、控えめに

 

“I’m going to watch the blue birds fly
Over my shoulder
I’m going to watch them pass me by
Maybe when I’m older
What do you think I’d see
If I could walk away from me?"

「青い鳥たちが飛んでいくのを見ましょう
肩越しに。
青い鳥たちが通り過ぎるのを見ましょう
年を取ったら。
もし自分から逃れることができたら
何が見えると思う?」

 

walk away 立ち去る、遠ざかる、責任を逃れる

 

 

Candy says “I hate the quiet places
That cause the smallest taste of what will be"
Candy says “I hate the big decisions
That cause endless revisions in my mind"

キャンディは言う、「静かな場所が嫌い
これから起こる事を、少しだけ予感させるから」
キャンディは言う、「大きな決断が嫌い
頭の中でずっと修正を繰り返すから」

 

decision 決定、決断、判決、決意
revision 改訂、修正、復習

 

“I’m going to watch the blue birds fly
Over my shoulder
I’m going to watch them pass me by
Maybe when I’m older
What do you think I’d see
If I could walk away from me?"

「青い鳥たちが飛んでいくのを見ましょう
肩越しに。
青い鳥たちが通り過ぎるのを見ましょう
年を取ったら。
もし自分から逃れることができたら
何が見えると思う?」

 

 

Doo, doo-wop
Doo, doo, doo-wop
Doo, doo, doo-wop
Doo, doo-roo, doo-wop
Doo, doo, doo-wop
Doo

 

 

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

The Velvet Underground(1969年 邦題:ヴェルヴェット・アンダーグランドIII

セルフタイトルの3rdアルバム。邦題は3枚目というのがわかり易いようにとの配慮か「III」を付けています。ジョン・ケイルが脱退し、ダグ・ユールが加入した初の作品。
実験的な面や荒々しいサウンドは抑えられ、ルー・リードの抒情的な面が全面に出ており、ファンも多い作品です。