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<歌詞和訳>Half The World Away – Oasis 曲の解説と意味も

Oasis 歌詞和訳[生き方] 信念/自分らしさ,[生き方] 孤独/厭世,★★★★★ (いい歌詞)

Oasis – Half Thw World Away
オアシス – ハーフ・ザ・ワールド・アウェイ

 

ギャラガー兄弟を中心としたイギリスのロックバンド オアシスのシングル『Whatever』(1994年)にB面曲として収録された曲です。

後にリリースされたB面曲集「The Masterplan」(1998年)や、初のベストアルバム「Stop The Clocks」(2006年)にも収録されました。。

 

ノエルがリードボーカルを務める曲で、ノエルはこの曲がバート・バカラック作曲でハーブ・アルパートが歌ってヒットした『This Guy’s In Love With You』(1968年) に影響を受けた曲であることを明言しています。

 

本国イギリスではBBCの人気ホームコメディ「ロイル・ファミリー」のテーマ曲として認知されているそうです。


The Royle Family: The Complete Collection [Region 2]

 

歌詞の意味と解釈

ハーフ・ザ・ワールド・アウェイ」を訳すと「離れている世界の半分」となります。

ノエルによるとこの曲は「メランコリックな別れの曲」だそうです。

歌詞のおおまかな内容としては、「自分とは離れた(物理的にも心理的にも)世界にいる相手(You)に向かって自分の窮地を伝える」という感じですが、「でも落ち込んではいない」と結ばれています。

この曲の解釈として、故郷との別れやバンド内での対立などが上げられますが、恐らく特定の1つの状況ではなく、様々な別れや疲労感を混ぜ合わせて作られたのが、この曲なのではないか、と個人的には思います。

 

歌詞と和訳

Written by Noel Gallagher

I would like to leave this city
This old town don’t smell too pretty and
I can feel the warning signs
Running around my mind

And when I leave this island
I’ll book myself into a soul asylum
'Cause I can feel the warning signs
Running around my mind

この街から出て行きたい
少しもパッとしない、古臭い街さ
限界を告げる合図が
頭の中を駆け巡っているんだ

この島を出たら
心の拠り所にでも予約を入れようかな
限界を告げる合図が
この頭の中を駆け巡っているんだから

 

book into (ホテルなどに)予約を入れる
asylum 避難、亡命、保護施設

 

So here I go
I’m still scratching around in the same old hole
My body feels young
But my mind is very old

So what do you say?
You can’t give me the dreams that are mine anyway
You’re half the world away
Half the world away
Half the world away

I’ve been lost, I’ve been found but I don’t feel down

もう行こうか
俺は昔ながらの穴ぼこ(底辺)で、必死にもがき続けてる
体は若いつもりだけど
心はすっかり老いぼれさ

それで、お前はどうなんだ?
どっちみちお前が、俺に夢を見させられるわけじゃないだろ
お前は世界の反対側に
世界の反対側に
世界の反対側にいるんだから

俺は自分を見失ったり、取り戻したり、でも、へこんだりしないよ

 

scratch around 辺りを引っ掻き回す
hole 穴、くぼみ、巣穴、ひどい住まい、窮地、欠点

 

And when I leave this planet
You know I’d stay but I just can’t stand it and
I can feel the warning signs
Running around my mind

And if I could leave this spirit
I’ll find me a hole and I’ll live in it and
I can feel the warning signs
Running around my mind

俺がこの星を出て行ったら
って、そんなの無理だろ、でももう耐えられない
限界を告げる合図が
頭の中を駆け巡っているんだ

俺がこの意思を捨て去れたら
穴ぼこを見つけて、そこで暮らすよ、でも
限界を告げる合図が
頭の中を駆け巡っているんだ

 

Here I go
I’m still scratching around in the same old hole
My body feels young
But my mind is very old

So what do you say?
You can’t give me the dreams that are mine anyway
You’re half the world away
Half the world away
Half the world away
I’ve been lost, I’ve been found but I don’t feel down
No, I don’t feel down, no, I don’t feel down

もう行こうか
俺は昔ながらの穴ぼこで、必死にもがき続けてる
体は若いつもりだけど
心はすっかり老いぼれさ

それで、お前はどうなんだ?
どっちみちお前が、俺に夢を見させられるわけじゃないだろ
お前は世界の反対側に
世界の反対側に
世界の反対側にいるんだから

俺は自分を見失ったり、取り戻したり、でも、へこんだりしないよ
へこんだりはしない、へこんだりはしないんだ

 

I don’t feel down, I don’t feel down
Don’t feel down, I don’t feel down

へこんだりしない、へこんだりはしないんだ

 

 

 

This Guy’s In Love With You

ノエルは曲の影響元であるバート・バカラックから訴えられるのを少し恐れていたそうですが、実際にはそうならず、むしろ共演する事になりました。
(まあ、言う程"似てません"よね?)

 

 

 

収録アルバム

アルバムジャケットを押すとアマゾンのページへ移動します。

The Masterplan(1998年)

シングルのB面曲集ですが、オリジナルアルバムにも引けをとらない良曲が揃っています。

 

Stop The Clocks(2006年)

ノエルが選曲したベストアルバムで、(いい意味で) 偏りがあります。